記事のターゲットを決める時にほとんどの人がやっている失敗(あるいは1回はやっている失敗)があります。
例えばあなたはメインキーワードを決めた後のターゲット想定でこんな想定から始めていませんか?
キーワード:スポーツジム 筋トレ 順番
27歳女性の千波さん。
趣味はスポーツ観戦、読書、飲むこと。
現在イベント企画会社に勤めており、土日休みではなく平日休み。
そのため彼氏がなかなかできないでいる。
出来れば綾野剛に似たイケメン彼氏がほしい。
休日の過ごし方としては本に載っているカフェを巡ったりオシャレなバーに行くこと。
彼氏づくりのためにダイエットもかねてスポーツジムに通おうと思っている。
色々マシン器具やらランニングマシンやらがあるがどれからやればいいかわからない・・。
はい。
よくあるターゲット想定の一つですね。
こんな感じで記事を書く前にターゲット想定をしている人。
これは失敗パターンですね。
なぜこのターゲット想定が失敗になるのか?
ターゲット想定をするときに必要な考え方とは?
今回はこの辺りについて深掘りしてお伝えしていきます。
少し難易度が高いですが、あまり気張らずに読んでみてください。
ターゲット想定が難しいと思っている人はこの間違いパターンが原因かも…
ちなみに「そもそもターゲットってなんだ?」とか「ターゲットってなかったらどうなるんだ?」という部分については次の記事で解説しています。
この辺がぼんやりしている人は先に読んでおくと理解が深まりますよ。
https://kapa-log.com/targetselectreason
キャラクター設定を深掘りしても意味がない
なぜ先ほどお伝えしたターゲット設定がダメなのか?
それは単なるキャラクター設定ばかりでメインキーワードとかサブキーワードを選ぶときに役立つターゲット設定になってないんです。
このターゲットが土日休みでも平日休みでもどっちでもいいですよね?
このターゲットがイベント企画会社で働いていてもコスメショップ店員でもどっちでもいいですよね?
このターゲットの趣味がスポーツ観戦でもドミノ倒しでもどっちでもいいですよね?
かなり極端に書きましたが…。
でも『キャラクター設定』を一生懸命やって、結局何一つ記事に活かせない、ってことをやってる人めちゃくちゃ多いです。
この人が知りたいことはどんなにターゲット設定をしても軸になるのは「ジムの筋トレの順番」です。
趣味がスポーツ観戦でもドミノ倒しでもジムの筋トレの順番は変わらないはず。
こういうどうでもいいキャラクター設定をやっておいて、「よしじゃあこの人に向けた筋トレの順番は…」なんて考えたらあっという間に沼にはまりますよ。
何に悩んでいるのか?から深掘りしてみる
上記の例で言えば、メインキーワードは「ジム 筋トレ 順番」です。
さらにそこからターゲットによって分かれるとすれば…。
- 痩せたいの?筋肉を付けたいの?
- どれくらいの期間で結果がほしいの?
- 体のどこの部位がコンプレックスなの?(どこの部分を特にスッキリさせたいの?)
- 普段運動する人?それともしない人?
- 週何回通える?時間はどれくらい?
などなど。
ターゲットを絞る時はその人に関するキャラ設定を考えるのではなく、あくまで『思考』部分に注目です。
「このキーワードを検索する裏には何を求めてるんだろう?」
「このキーワードで何を求めていて、何を解決したいんだろう?」
ってことですね。
だからもし先ほどの感じでターゲット設定をするとしたら…
27歳女性の千波さん。
彼氏作りのためにダイエットをかねてジム通いをしたい。
自分に自信をつけるため、特に露出が多い足から太ももを中心に部分痩せしたい。
普段運動することはあまりないので、キツイトレーニングは出来ない。
割と仕事は早く終わるし、週に2回、1時間くらいは通える。
半年で太もも周りをマイナス5cmはさせたい。
などなど。
「趣味は○○だ」というターゲットを取り巻く環境というよりも「~したい」という気持ちの面を中心に考えるようにするといい感じでターゲット設定が出来るようになりますよ。
ターゲットの背景を無理矢理記事の中に入れるのはやめよう
「ジム 筋トレ 順番」のキーワードを打ち込むターゲットに「彼氏が欲しくて痩せたい」という背景があるとします。
この背景を直接記事の中に書くと…。
ちょっと違和感のある書き方になっちゃうんです。
「あなたは彼氏が欲しくて痩せたいんですよね?大丈夫!そんなあなたでもこれからお伝えするジムの筋トレの順番を守ればあっという間にモテボディ…」
みたいなね。
これ、なんで違和感を感じるかと言うと「ジム 筋トレ 順番」というキーワードに「彼氏がほしいかどうか」という情報は直接的には関係がないからです。
つまり「ジム 筋トレ 順番」というキーワードで書く際に「彼氏が欲しくて痩せたい」という情報を入れても書く内容が変わらないから、ということ。
『彼氏がほしい人は太ももの筋肉から鍛えましょう』なんて書かないですよね。
あくまで記事はキーワードに対する答えを書いていくのが基本です。
「ジム 筋トレ 順番」というキーワードを入れたらジムの筋トレの順番を書くのが基本。
そこにターゲットの絞り込みとして例えば「普段は運動不足」という情報があるのであれば。
⇒「10分で完結する筋トレの順番」とか「ステップアップ的に出来る筋トレの順番」を書くべきです。
あえて必要のない「彼氏が欲しくて~…」という情報を入れて「あ、私は違うからこの記事いいや」と思わせる必要はないってことですね。
ターゲットを決める際にはキーワードを打ち込む人の背景を考えるのは大きなヒントになります。
が、その背景をキーワードに絡めてもターゲットが絞り込めないことって意外と多いです。
この辺、要注意ですよー!
関連キーワードを拾う際に背景は役に立つ
ただ、「彼氏が欲しくて痩せたい」という背景から直接的に関係あるキーワードを拾ったら別です。
例えば「気になる人 痩せ足 好み」みたいな検索キーワードだったら…。
これは「あなたは気になる彼のために足をスッキリさせたいんですよね?大丈夫!私が…」
みたいな展開でも違和感ないですよね。
この辺は考える時にこんがらがっちゃうかもですが…。
シンプルにまず「メインキーワードで検索する人の求めている答えは何か?」を軸に考えると、迷いにくくなりますよ。
こんばんは。何に悩んでいるのか?から深掘りしてみるというポイントについて具体的に分かりました。ありがとうございます。
ゆず丸さん
こんにちは。ハルイチです。
そうですね。
キーワードだけをただ眺めるのではなく、
なんでそのキーワードを読者となる人は
打ち込んでいるのか?って考えるといい感じになるかもですね。
こちらこそ読んでいただきありがとうございます!